移住するなら春

最近、高知での生活に慣れてきたように思います。自宅で仕事をすることや、近所のスーパーで食材を買って自炊したり、電車ではなくて自動車で移動することなど、東京とは異なる生活に少しずつ慣れてきています。

田舎暮らしはつらかった

渡辺瑠海の「田舎暮らしはつらかった」を読みました。

この本は移住前から読みたいと思っていたけれど、なんとなく読まずにきてしまっていたのですが、たまたまブックオフで見つけて、舞台が高知県であることを知って買ってみました。

高知県出身のフリーライターが22年振りに高知に帰って、田舎と都会の違いに苦労するという話です。田舎暮らし批判の本なのではないかと思って読んだのですが、その内容は、「田舎暮らしは大変だけど慣れるよね」といったユルイ感じ。

移住する前に丸山健二「田舎暮らしに殺されない法」を読んでいたので、それに近い内容かと思っていたのですが、そこまで過激な内容はありません。

田舎暮らしに殺されない法

「田舎暮らしに殺されない法」では、「引っ越してきたら、うさぎの死骸を投げ込まれた」とか、田舎の人間関係を中心として、田舎の人の悪口とも取れることが書いてあったのですが、「田舎暮らしはつらかった」では、スターバックスが無いとか大型書店が無いとか、物質的な話しばかりで人間関係については、まったくと言っていいほど書かれていません。これは、著者がほとんど地元民と関わりなく過ごしているからなのか、それとも実は人間関係こそが大変なのだけれど書けない事情があるのかは分かりませんが、もうちょっとそのあたりのことを書いて欲しかったと感じました。まあ、でもけっこう楽しく読めました。

僕も最初は新しい生活になかなか慣れず、引っ越しの時期が冬だったこともあり、気分が落ち込むこともありましたが、春の暖かさとともに気分も晴れていくように感じています。

移住するなら春

誰かが「移住するなら冬はやめた方がいい」と書いていたのを思い出しました。本当に、実感として、移住するなら冬は止めた方がいいと思います。

移住するなら春がいいかもしれません。春なら、少しずつ暖かくなって気分も明るくなっていきそうです。夏は熱すぎるし、秋は少しずつ寒くなるので気分も気温とともに下がっていきそうです。けっこう気温って馬鹿にならないと思いますよ。