東京から高知に移住しました

こんにちは、まるまと申します。

生まれたときからずっと関東地方で暮らしてきましたが、30歳過ぎて高知県に移住することにしました。

今まで東京、神奈川、埼玉と住んできましたが、数ヶ月長野に住んだことがある程度で、地方に住んだことはありません。

ただ、子どもの頃から、「田舎暮らし」に憧れを抱いてきました。

小学生の頃に北海道に住んでいる親戚の家に遊びに行ったときに、家の近所でヤマメやオショロコマを釣っておかずにしているのを見て、「いいなぁ、こんな生活をしてみたいな」と思い、そして、「大人になったら、絶対に田舎で暮らすぞ」と密かに決意しました。

その田舎暮らしへの憧れは、大学を卒業して、東京でサラリーマンをしていても、消えないでいました。

最近は、若い人の田舎暮らしも増えているようですが、実際に私の周りで地方に移住したり、田舎暮らしをしたりした人はいません。

ですから、私が高知県に移住しようと思っている、と周囲の人達に話した時には、「辞めた方がいい」「田舎暮らしなんて金のある年寄りがするものだ」「田舎でノンビリなんて幻想だ、無理だ」と随分反対されました。多分、私の周囲で理解してくれた人はいなかったと思います。

それでも、私はこれ以上東京で満員電車に毎日揺られて、長時間働き、高い家賃を払って、生きていくことに限界を感じていたので、移住しようと決めました。

やらずに諦めるより、やって失敗した方がマシ、というのが僕の基本的な考え方です。

週休2日は諦めて下さい

いざ本気で移住しようと決意しても、はたしてどこから手を付けていいか分かりません。仕事がどうなるかも分からず、住むところも、これからどんな生活になるか検討も付かない状態だったので、とりあえず、東京にある高知県の移住促進課に行ってみることからはじめました。

高知県移住促進課というのが、銀座にあります。銀座のビルのワンフロアに、その他の地方自治体も県ごとに移住のためのブースを出していて、僕が行ったのが日曜だったからか、けっこう賑わっていました。

ここでいろいろと移住に関しての説明をしてもらいました。

そこで聞かされて一番ショックだったのは、「週休2日の仕事はほとんど無いので諦めて下さい」と言われたことです。たしかに、見せられた求人表には、高知県で週休2日を謳っている会社はほとんど無く、また給料も東京の3分の2程度で、とても「田舎でノンビリ」という理想とはほど遠い現実がありました。