高知の夏は暑すぎる

暑い。暑いを通り越して熱い。

先日まで毎日雨が降り続き、異常な湿度に嫌気が差していたのだが、今度は異常な暑さ。

太陽は暴力的にギラギラ光って、首の後ろが炭火で炙られているようだ。日陰に逃げ込んでもサウナのような暑さは変わらず、だらだら汗が流れる。

ここまで暑いと、何もする気が起きない。梅雨時は、晴れたらあれをしよう、これをしようと思っていたのたが、実際晴れたら暑すぎて、家から出ることすら億劫である。

高知に移住してきた最初の年は、エアコン無しで過ごそうとしていた。東京で住んでいたマンションは、5階建ての最上階で、周囲に高い建物も無く、風通しも良かったので、それほどエアコンを使わないでも快適に過ごすことも出来たからだ。しかし、高知の夏はそうもいかなかった。

台風が来ると、窓を閉めても部屋の中に風が吹くくらい隙間だらけのボロアパートのくせに、普段はまったく風が通らない。さらに、冬の間はぜんぜん日が当たらないので、寒くて仕方ないのたが、夏になると日が入り、めちゃくちゃ暑い。とてもエアコンなしでは生きられないアパートなのだ。

エアコン無しで過ごそうとした移住最初の夏には、昼間に水シャワーを浴びることで体温を下げようとしたが、快適なのはシャワーを浴びているその時だけのことで、あっという間にまた汗だくになる。部屋がサウナ状態では、どんな小手先の対策も無意味だった。

暑すぎて夜は眠れず、仕事は進まず、イライラして夫婦間の喧嘩が増えた。

お互いのイライラは最高潮に達し、このままでは離婚か、という状態にまでなった。その時は、喧嘩が耐えないのは、互い性格が原因だと思っていた。

しかし、暑さの限界に耐えかねてエアコンを導入した途端、喧嘩は激減。イライラの原因は高知の猛烈な暑さであった。

なんだか最近イライラする、夫婦間の喧嘩が耐えないという人は、エアコンの設定温度を少し低めにしたら解決するかもしれない。あと、高知の夏はマジで暑いので旅行者や移住者は注意しましょう。