先日、町を歩いていたのですが、暑くて暑くてどうしようもないので、喫茶店に逃げ込みました。どこにでもあるような、小さな喫茶店です。
で、席に着いたら女性の店員が「ここはディナーとかも出すお店なのでクロックスはちょっと…私も気付かなかっのでいいのですが…」と言われました。
「ん?」とはなったのですが、そんな喫茶店もあるんだなぁと思っただけで、ケーキとコーヒーを飲んで出たのですが、妻が外に出たら「あれは差別だ!」と怒りだしました。
とてもドレスコードがあるような店には思えなかったので驚きはしたのですが、妻曰く「顔見て言ってきてる。言い方が酷い。すぐに出ればよかった!」と凄く悔しそうでした。
たしかに、店員の女性はかなりつっけんどんな言い方ではありましたが、僕は「俺、貧乏くさいから仕方ないのかなぁ」とぼんやりしていました。
どうやらそのお店はキツイ店員がいることで有名で、ネットには「態度が悪い」「ひどい対応をされた」とか、いろいろ書かれていました。
僕は、別にそれほど気にならなかったのですが、気にする人は気にするようです。そして、妻に指摘されたのは、僕が嫌味に気付かないタイプだということ。
たしかに、僕は嫌味を言われたという記憶があまりありません。仕事で営業に行った帰りに同僚から「あの人、すごい嫌味なヤツでしたね」とか言われても、僕自身はまったく気付いていないということもありました。
嫌味を言われても気付かないでいるというのは、馬鹿なのかもしれません。でも、いちいちその小さな悪意みたいなものに気付いてしまったら、僕は発狂してしまうかもしれません。
僕は、嫌味には鈍感なくせして、傷付き易く、すぐに気持ち塞ぎがちです。
ですから、このまま嫌味には気付かないでぼんやり生きていきたい。鈍感力サイコー。
あ、妻に指摘されたのも、もしかして嫌味なのか!?
とりあえず聞かなかったことにしたいと思います。