高知県の経済状況

高知県に移住して半年以上経ちました。

毎週のように海に泳ぎに行ったり釣りに行ったり、アウトドアライフは充実しています。
自宅から自転車で行くことのできる海でもサンゴはあるし、魚もたくさん泳いでいて、夕飯のおかずになるような魚を釣ることもできます。
ただ、今後の仕事やお金のことを考えると少し不安にもなります。

高知県の経済状況は想像していた以上によくないです。

私は仕事柄、高校に行くことがよくあるのですが、先生からは貧困家庭の話題が出ることも多いです。
学力があるのに学費が払えず大学進学を諦める家庭が多いこと、子どもが進学したいと考えていても、学費の支払いを渋る親がいること、学歴を重視する企業が多く、高卒で就職してもなかなか貧困から抜け出せないこと。
自然がいっぱいで楽しい!と手放しで喜べるような経済状況ではないのが現実です。

行政の移住担当者はよいことばかり言いますが、そんなに素晴らしい場所なら人口が年々減少するはずがありません。自分が生まれた場所には愛着もあるし、離れたくないという人が多いはずですが、それでも人口減少は続いています。
2015年時点での総人口は728,276人で、終戦の年(1945年)の775,578人を下回っています。
お金がすべてではないとは思いますが、子どものいる家庭の移住については、よくよく考えたうえで進めた方がよいと思います。

私のように子どものいない立場の方であれば、アルバイトでも食べていくことは可能だと思います。
「貧乏でもいいから都会から離れて自然の中で暮らしたい」という人にとっては、素晴らしい環境です。
貧乏上等の方、高知に移住してみませんか?